二十三夜信仰
日本縁結び学会では、全国の「縁結び」を研究すると共に、
「月待」という風習について、調査研究を行なっています。
にじゅうさんや【二十三夜】
旧暦23日の夜,いわるゆ二十三夜に講員が宿に集まって飲食をともにしながら月の出を待つこと。
三夜様とも三夜供養ともいい、月待行事のなかでも最も盛んに行われ、月待のマチは,
神のかたわらに待座する意味らしく、この夜には神の示現があると信じられていた。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版
新聞掲載「廃れた行事「二十三夜」の問いかけ 地域の絆「第3の場」が紡ぐ」【日本経済新聞】(2024.9.16)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD081DI0Y4A900C2000000/
二十三夜堂(堀之内妙法寺/東京都杉並区)
二十三夜様とはお月様を神格化した神様で、正式には二十三夜尊大月天王と言います。このお堂は毎月二十三日しか開帳されないので、毎月大勢の方々が参拝され、良縁や財運を呼ぶとして御利益を授かっています。
祖師堂ではこの日だけ堂内西側に、二十三夜尊の掛け軸をお祀りして、午前十時と午後一時から僧侶がお経を読み法味を捧げ、その功徳を参拝者が授かっています。
妙法寺は、昔から、江戸庶民の中で『堀之内のおそっさま』と言われ、除厄けのお寺として全国から大勢の参詣者がありました。現在でも、全国各地から数多くの方々が『おそっさま』にお参りし、厄を除いてもらおうとする方が参詣しています。
全国各地の「二十三夜塔」
新潟県魚沼市 神湯温泉
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埼玉県熊谷市妻沼 歓喜院
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東京都大田区 蘇峰公園
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福島県只見町
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